2017 : 創部40周年
   
 
   2017年8月12日OB会にて/OB・現役そろっての記念写真
  2017年(平成29年)、川越高等学校バドミントン部は創部40周年を迎えました。それぞれの時代に、「川越高」の名を背負ってシャトルを追い、闘ったメンバーは約400名を数えるにいたります。

OB会でも、それぞれ進学した大学の名前の入ったウェアを着ているのを見るにつけ、OBの多くが卒業後もバドミントンを続けていることが伺われます。大学にいっても、社会人にいってもバドミントンを続けていたいと思えることが、川高バドミントン部が、それぞれにとって「良い思い出」「良い部活動」であることの証ではないかと思います。

川高ではその大多数が、高校からバドミントンを始めたメンバーです。その意味では、自分の「川高バドミントン・ライフ○周年」でもあるかと思います。ぞひ自分自身を振り返り、また新たな自分にとってのバドミントン生活(それが年1回OB親睦試合だけのものであっても)を続けていってほしいと願います。

これからも、単に勝敗や記録のみで評価することなく、それぞれの代にとって「ベスト」「完全燃焼」できる部活動を続けていってほしいと願っています。


川越高校百周年(1999年)記念誌「くすの木」に掲載されたバドミントン部の紹介をご紹介します。

バドミントン部は、1977(昭和52)年に創設された、川越高校では比較的新しい部の一つである。それ以前も同好会としての活動があったが、初代部長の山田一博(高30)を中心に当時のメンバーによる部昇格への熱心な働きかけがあり、同年の生徒総会にて正式に部として承認された(顧問は、堀越俊男教諭、次年度より粕川 優教諭)。

創設当時からしばらくは同好会時代と同様に旧重層体育館の三階ギャラリーを主な練習場所としていた。しかし、そこは天井が低く、また、ぎりぎりコート一面の広さしかなく、バドミントンの練習場所としては全く不向きであった。

そのような中でも、他校との合同練習をするなど練習場所の確保および技術のレベルアップに熱心に取り組んだ。1978年度の新人大会個人戦西部地区予選会では、ダブルスで石川一浩・堀 貴男(高32)組が優勝を果たし、また、1979年度の新人大会団体戦西部地区予選会で優勝するなど、創設間もない部でありながらかなり健闘していたといえる。

創部から20年余りたつわけであるが、県西部地区では上位校として毎年活躍しており、個人戦、団体戦ともに県大会出場の常連校の一つである。そのようななかで、最も優秀な成績をあげたのは、1985(昭和60)年の新人大会の団体戦である。正木孝英・佐藤秀紀、富田 実・神山和良(高39)のダブルスを中心としたチームで西部地区優勝を勝ち取り、その勢いで県大会も勝ち登り、準決勝で優勝校の上尾高校に敗れたものの堂々の4位となった。

次に近年の主な成績を紹介させていただく(顧問は1985~91年度が細田 宏(高25)、1988~91年度が海老名 玄教諭、1992年度から現在まで、西見 正・中村 潔)。

○1993年(平成5)年度
【西部地区新人大会】個人戦ダブルス:岡部洋志・根岸 透(高47)組第4位/(同)団体戦:ベスト8
【高校総体西部地区大会】 団体戦:ベスト8
○1994年(平成6)年度
【西部地区新人大会】【高校総体西部地区大会】 団体戦:ベスト8
○1995年(平成7)年度
【西部地区新人大会】【高校総体西部地区大会】 団体戦:ベスト8
○1996年(平成8)年度
【西部地区新人大会】【高校総体西部地区大会】 団体戦:ベスト8
○1997年(平成9)年度
【西部地区新人大会】 個人戦シングルス:後藤宏隆 優勝/個人戦ダブルス:後藤宏隆・小森敏治(高51)組 第3位(県大会ベスト16)、松本 景・中黒 清(高51)組 第7位/団体戦 準優勝
○1998年(平成10)年度
【関東大会県予選会】 団体戦:ベスト16
【高校総体西部地区大会】 個人戦ダブルス:後藤宏隆・松本 景(高51)組 準優勝、小森敏治・永井 歩組 第7位

最後に、バドミントン部OB会についてふれる。それまでもOBによる後輩の後援活動はあったが、1994年(平成6)年8月に初代の菅野裕之氏(高30)を会長として正式に発足した。会員は1997年までで約200名である。毎年夏休み中にOB総会を行っている。今後もOBの親睦をはかり、後輩の応援活動を続けていく予定である。
                                                                         (顧問 中村 潔:高32)